名古屋華舞台
甲冑能 新作
信 長
藤間勘十郎・作「甲冑能 新作 信長」。
父・梅若玄祥が、名古屋の地で舞う!
名古屋所縁の武将・信長を描く「甲冑能 新作 信長」。宗家・藤間流、藤間勘十郎が創作、父親である、当代随一の能楽師、梅若六郎玄祥が演出・出演をする、親子での共作である本作品。
信長ゆかりの地を訪ね歩くひとりの旅僧が、なにものかに引かれ導かれるが如く比叡山に辿り着き、そこで無念の死を遂げた、かつての武将・信長と出会うという神秘的な物語です。敵味方を問わず一切の犠牲者を平等に愛し憐れみ供養救済する仏教の教え”怨親平等”を物語の主題に描いた新作です。
後場で武者姿の信長が甲冑を実際着用する演出も見どころの一つであり、武者の凄壮な雄姿にダイナミック感、併せて夢幻感漂う悲哀美が感じられるドラマチックな作品です。
本年五月 物語の舞台となった比叡山延暦寺 特設舞台で大好評を博した初演の再演、能楽堂初お目見え!!
【番組】
「甲冑能 新作 信長」
作: 藤間勘十郎 演出:梅若六郎玄祥
前シテ(放下の者/信長の化身):観世喜正
後シテ(信長の霊):梅若玄祥
旅僧:角当直隆 僧兵の霊:川口晃平
笛:鹿取希世 小鼓:後藤嘉津幸 大鼓:山本哲也
後見:山本博通
地謡:山崎正道 坂真太郎 井上和幸 河本望
狂言「附子」
太郎冠者:野村又三郎 主:松田煖` 次郎冠者:奥津健太郎
後見:伴野俊彦
アフタートーク
梅若玄祥 藤間勘十郎 [協賛]盛田エンタプライズ株式会社