クラシックフェスティバルのあゆみ 過去から今までの名古屋クラシックフェスティバルのあゆみをまとめました
第23回公演:2005/9/29(木)~2005/12/21(水)

ユンディ・リ ピアノリサイタル

ショパン国際ピアノコンクール、15年ぶりの覇者!

モーツァルト/ピアノ・ソナタ10番 ハ長調 K.330
シューマン/謝肉祭
ショパン/アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調 op.22
リスト/スペイン狂詩曲

2000年第14回ショパン国際ピアノコンクール(5年毎に開催)で15年ぶりの「第1位優勝」に輝いたピアノ界の若きスター。82年生まれ。
当時18歳で史上最年少金賞受賞者であり、「ポロネーズ賞」同時受賞ともあわせて70年にわたるこのコンクールの歴史上、このような栄誉に浴した最初の中国人となった。
すでにドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、ショパンとリストを取り上げたCDを2枚リリース、ザルツブルク音楽祭やカーネギー・ホールでのリサイタルでもその高い音楽性で大絶賛!将来の巨匠のいまを聴く。2005/9/29(木)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

ロリン・マゼール指揮
トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団

巨匠マゼールがいま最も情熱を傾けるオーケストラ、初来日

ワーグナー/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
シューベルト/交響曲第8番「未完成」
ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
レスピーギ/交響詩「ローマの松」
イタリア・パルマ出身の名指揮者トスカニーニの名を冠し、2002年に創設されたオーケストラ。
2004年5月に音楽監督に就任したロリン・マゼールはこのオケを、ウィーン・フィルやベルリン・フィルに比肩する実力を持つと絶賛!
ニューヨーク・フィルの音楽監督も兼務する、世界最高の巨匠の一人マゼールが、今最も情熱を傾けるオーケストラ衝撃の初来日公演。
マゼールが。トスカニーニとこのオーケストラに寄せる熱い想いが伝わる演奏となるだろう。2005/10/16(日)PM3:00開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

プラハ国立歌劇場オペラ
ヴェルディ「アイーダ」<全4幕> 日本語字幕付き

壮大なスケールとエキゾチックな魅力の一大スペクタクル・オペラ

グランド・オペラの代表格、知らぬもののない大人気オペラ「アイーダ」。
いよいよ名古屋クラシックフェスティバルに、満を持しての初登場!
エキゾチックな雰囲気満点の大掛かりなセットで展開する、古代エジプトを舞台にした壮大なスケールの物語。150名を超える出演者が一堂に会するという迫力の一大スペクタクルは、観るものを圧倒し、やがて恍惚へと誘う…。
あまりにも有名な、あの凱旋行進曲をはじめ、音楽的にも聴きどころが多くちりばめられたグランドオペラ中のグランドオペラ、「アイーダ」。
これは絶対見逃せない!2005/10/22(土)PM5:00開演
愛知県芸術劇場大ホール

シャルル・デュトワ指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

愛され続ける伝統の響き
チェコ・フィルとデュトワ、夢の組み合わせ

グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番 チャイコフスキー/交響曲第4番
“ビロードの弦”“繊細な木管”“輝ける金管”そしてそれらが融合した美しい響き…。
世界中の音楽ファンから愛される名オーケストラ、チェコ・フィル。
ドヴォルザークからクーベリック、ノイマン、そして現在へと引き継がれるその伝統の響きに、NHK交響楽団の音楽監督を務めるなど、日本でも人気の高いシャルル・デュトワが、新たな魅力を加える。
この組み合わせは、プラハでの共演が大成功を収めて以来、オーケストラの側から強く望まれていたもの。
今回、ようやく初めてのツアーが実現する、楽しみな競演。2005/11/10(木)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

ソフィア国立歌劇場オペラ
ヴェルディ「オテロ」<全4幕>日本語字幕付き

東欧の誇る名門歌劇場が魅せる「オテロ」

ヴェッセリーナ・カサロヴァ、アンナ・トモワ=シントウ、ニコライ・ギャウロフなどを生んだ名門歌劇場。
ブルガリアは知る人ぞ知る名歌手輩出の地。このソフィア国立歌劇場はそうした多くの歌手たちの“故郷”としても有名。過去の来日公演でも、優れたソリストと合唱の確かな力量が、高く評価された。
今回の演目は、この劇場が得意とするヴェルディの作品から、悲劇的オペラの最高峰「オテロ」。ドラマティックなストーリーと、美しい二重唱やアリア(“柳の歌”“アヴェ・マリア”)など、ヴェルディ・オペラの醍醐味を存分に堪能できる。2005/11/24(木)PM6:30開演
愛知県芸術劇場大ホール

シルヴィ・ギエム 最後の“ボレロ”
ラヴェル「ボレロ」他

100年に一度の天才バレリーナ、これが最後のボレロ

出演:シルヴィ・ギエム、東京バレエ団バレエ界の女王、シルヴィ・ギエムがステージに登場するたびに、客席は興奮の坩堝と化す!
天賦の才能と不動の人気を誇るギエムの代名詞的作品「ボレロ」がいよいよ見納め!
世界で10人足らずのダンサーにしか踊ることを許されていないモーリス・ベジャール振付の芸術作品「ボレロ」。美しくそして強靱な肉体と、圧倒的なカリスマで観客をとりこにしてきたギエムが、ついにこの“代表作”を踊ることを“封印”する。
パリ・オペラ座最高位の地位をなげうって英国ロイヤル・バレエへ、という電撃的な移籍劇(フランスで「国家的損失」と騒がれた)から十数年、次々に新しい作品に挑戦してその地位をいまなお高め続け、世界中がその一挙手一投足に注目するギエムの記念碑的公演。
二度とないこの感動のステージ!!2005/11/30(水)PM6:30開演
愛知県芸術劇場大ホール

レニングラード国立歌劇場オペラ
グノー「ファウスト」<全5幕>日本語字幕付き

ドラマティックな演出と叙情性 ロシア・オペラの至宝

ロシアにおける文化の中心地、サンクトペテルブルク(旧レニングラード)で培われ、愛され続けてきた160余年の歴史をもつ歌劇場。この劇場の真骨頂は何といっても芸術監督スタニスラフ・ガウダシンスキーによる、人間の心理の奥深くまでをえぐるように描き出す演出の手腕にある。
また、重厚な音楽と合唱、迫力ある装置も定評のあるところで、文豪ゲーテの大作をオペラ化した今回の演目グノー作曲「ファウスト」は、まさにこの劇場が持つ力量と魅力が最大限に発揮された舞台となる。乞うご期待!2005/12/14(水)PM6:30開演
愛知県芸術劇場大ホール

諏訪内晶子&ヨーロッパ室内管弦楽団

若手No.1ヴァイオリニスト諏訪内晶子がバッハに新しい光を当てる意欲的プロジェクト

【オール・バッハ・プログラム】
ヴァイオリン協奏曲
2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1043
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 BWV.1060
近年、新機軸の活動に意欲的に取り組んでいる諏訪内晶子が、満を持していよいよ集中的にバッハに取り組む。
今回のプロジェクトをサポートするのはアバドやアーノンクールとの共演で名演奏を繰り広げる名門、ヨーロッパ室内管弦楽団。
ヨーロッパの未来を担う、フレッシュなヴィルトゥオーゾたちが集うこのオーケストラとともに、バッハの「ヴァイオリンのための協奏曲」を中心としたプログラムを演奏。
「ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲」では名手フランソワ・ルルーをゲストに迎えるという豪華な企画。このシーズン注目の公演!2005/12/21(水)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール