クラシックフェスティバルのあゆみ 過去から今までの名古屋クラシックフェスティバルのあゆみをまとめました
第22回公演:2004/10/23(土)~2005/2/11(金・祝)

ハンガリー国立歌劇場オペラ
ヴェルディ「リゴレット」<全3幕> 日本語字幕付き

ハンガリーの名門で味わうヴェルディの真髄

ソプラノ:アンドレア・ロスト ブダペスト王立歌劇場としての歴史を持ち、ヴェルディやワーグナーの作品を初演から間もないうちに上演。
プッチーニも自らの指揮で「蝶々夫人」「マノン・レスコー」を上演し、マーラーやニキシュが音楽監督に名を連ねるという中欧の名門。
一昨年の第20回名古屋クラシックフェスティバル「カルメン」、アグネス・バルツァを迎えての堂々たる公演は記憶に新しい。
今回は新しい世代のスター、アンドレア・ロストを迎えて“女心の歌”など名アリアがちりばめられたヴェルディ中期の傑作「リゴレット」。今年の芸術の秋はこの名演でスタート!2004/10/23(土)PM5:00開演
愛知県芸術劇場大ホール

エディタ・グルベローヴァ
ソプラノ・リサイタル

“完全無欠のプリマ・ドンナ” ソプラノの女王、グルベローヴァ感動のリサイタル!

ピアノ:フリードリッヒ・ハイダー
アリャビエフ/「夜鳴きうぐいす」
ベッリーニ/「テンダのベアトリーチェ」より“もし私に墓をたてることが許されても”ほか
その圧倒的な声の美しさと超絶的な技巧で人々の心を魅了してやまない“ソプラノの女王”エディタ・グルベローヴァ。
“完全無欠のコロラトゥーラ”“ベルカントのディーヴァ”“史上最強のプリマ・ドンナ”……グルベローヴァへの賛辞は尽きない。
名門オペラ座や音楽祭で超一流指揮者から“彼女でなければ!”と指名され数々の名演を残してきた。
今回は、ベッリーニ「テンダのベアトリーチェ」をはじめ、彼女が得意中の得意とするレパートリーで贈るリサイタル。最高のパートナー、フリードリッヒ・ハイダーのピアノで。2004/10/27(水)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

スロヴァキア国立歌劇場オペラ ヴェルディ
「椿姫」<全3幕> 日本語字幕付き

いよいよ登場!最高のディーヴァ、グレギーナの「椿姫」!

ソプラノ:マリア・グレギーナ ルチア・ポップ、グルベローヴァ、ペーター・ドヴォルスキーら名だたる世界的オペラ歌手を輩出した“歌手の故郷”とも呼ばれる名門、スロヴァキア国立歌劇場。7年ぶりの来日となる今回の演目は「椿姫」。
「乾杯の歌」やアリア「ああ、そはかの人か」「花から花へ」など有名なメロディーが次々と現れるヴェルディ名作中の名作。
さて主役ヴィオレッタには、メトロポリタン・オペラ、ウィーン国立歌劇場など世界中のオペラ・シーンで引っ張りだこのマリア・グレギーナ。
ソプラノの難役のひとつとされるこのヴィオレッタにグレギーナが今回なんと初挑戦。見逃せない!2004/11/3(水・祝)PM6:00開演
愛知県芸術劇場大ホール

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

ヨーロッパの超名門、ヤンソンスを迎え日本お披露目公演

指揮:マリス・ヤンソンス
ブラームス/交響曲第2番
チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」
“ビロードの弦”“黄金の金管”“典型的オランダ風の音色の木管が織り成す独特の響き”……ウィーン、ベルリンと並ぶヨーロッパ三大オーケストラのひとつに数えられるコンセルトヘボウが、またひとつ新しい輝きを手に入れた。
16年の長きにわたりその重責を担ったリッカルド・シャイーに代わり今年8月、首席指揮者に重鎮マリス・ヤンソンスが就任。
精緻な美しい響きが身上のこのオーケストラと、どのような演奏を披露してくれるのか。お披露目公演となるこの演奏、これこそ絶対に聴き逃せない!2004/11/14(日)PM5:00開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

BBCフィルハーモニック管弦楽団

ホルスト生誕130年記念、大作「惑星」全曲演奏!

指揮:ジャナンドレア・ノセダ
ヴァイオリン:神尾真由子
エルガー/「威風堂々」より第1番
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
ホルスト/「惑星」
イギリスの公共放送、BBCに属する5つのオーケストラのうち、イングランド北西部マンチェスターに本拠をおく実力派。
2002年から首席指揮者を務めるジャナンドレア・ノセダ(ゼルギエフの招きでキーロフ歌劇場の首席客演指揮者をつとめ。来日も多数)とともに、BBCプロムスや音楽祭、放送や録音で高い評価を受けている。
なんといっても今回の来日公演の話題は、ホルスト「惑星」。
海外の一流オーケストラによる、この大作の全曲演奏は貴重。エルガーの「威風堂々」、期待の新進・神尾真由子のヴァイオリンによるメンデルスゾーンの協奏曲とともに、たっぷりとご堪能ください。2004/11/17(水)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

ミッシャ・マイスキー チェロ・リサイタル

「誰かを幸せにしたい…この思いをこめて、私はチェロを弾き続けるのです。」

ピアノ:パーヴェル・ギリロフいまや世界最高のチェリストに名を連ね、巨匠の風格を備える演奏家となったマイスキー。
1948年ラトヴィアに生まれ、8歳からチェロを始めレニングラード高等音楽院で学ぶ。66年チャイコフスキー国際コンクール入賞、ロストロポーヴィチに認められモスクワ高等音楽院にて師事、旧ソ連で活発なコンサートキャリアをスタート。
アルゲリッチ、クレーメルをはじめとする超一流アーティスト、著名な指揮者やオーケストラとの共演など、その後の世界各国での活躍ぶりはご存知の通り。
デリケートで耽美的、叙情を内に込めた演奏……
今回はどんな形でチェロの魅力を教えてくれるだろう。2004/12/7(火)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

チェコ国立ブルノ歌劇場オペラ フンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」<全3幕> 日本語字幕付き

クリスマス・オペラの魅力「ヘンゼルとグレーテル」

お馴染みのグリム童話を題材にしたこの物語を、フンパーディンクは1893年、素晴らしい3幕のオペラに作り上げた。
ロマンティックな森をイメージした舞台、古くから伝わる有名な民謡など、ファンタジー溢れるこの作品は多くのひとの心をとらえ、ドイツでは、クリスマスには必ず上演される名作オペラのひとつ。
名門ウィーン・フォルクスオパーでは十八番の演目。
ブルノ歌劇場は昨年の「アイーダ」公演では満席の大好評を博した、チェコ音楽の伝統を守りつつヴェルディやプッチーニ、モーツァルトの作品にも力を注ぐ名劇場。
新たなクリスマスシーズンの風物詩、「ヘンゼルとグレーテル」。ご期待ください!2004/12/11(土)PM5:00開演
愛知県芸術劇場大ホール

ダニエル・バレンボイム ピアノ・リサイタル

巨匠降臨!バレンボイム、名古屋で初めてのリサイタルが実現する!

国立パリ管、シカゴ響、そしてベルリン国立歌劇場の音楽監督やバイロイト音楽祭での大活躍ぶりで指揮者としての活躍が目立つ近年のバレンボイムだが、彼にとって指揮とピアノ演奏は「メダルの両面のようなもの」。
11歳でフルトヴァングラーに“天才”と認められ、1950年代にはピアニストとしてリサイタルやオーケストラとの共演で華々しい成果を残す。
60年代からは指揮者として超一流オーケストラでデビュー、絶賛を浴びるという輝かしい経歴のバレンボイム、21世紀に入ってから精力的にリサイタルなどを行い、再びピアニストとしての活動の場を広げたいようだ。
1990年以来、なんと15年ぶりになるというリサイタル。
巨匠の芸術を肌で感じるまたとないチャンス!2005/2/11(金・祝)PM5:00開演
愛知県芸術劇場コンサートホール