第17回公演:1999/10/13(水)~12/17(金) サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団 “ロシア最古の歴史を誇る名門オーケストラ“ ソルグスキー/組曲「展覧会の絵」 チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調op.64 指揮:ユーリー・テミルカーノフ旧ソ連で最も古い歴史と伝統をもつ名門、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団。「レニングラード・フィル」の名で偉大なる指揮者ムラヴィンスキーのもと日本でも長く親しまれ、数々の名声を築き上げてきた。 88年にその任を継いだ、いまやロシア随一のマエストロと言っていいユーリー・テミルカーノフと、このオーケストラが織りなす重厚なサウンドは独特のもの。 まさしく正統というにふさわしいロシア音楽の精髄がここにある。1999/10/13(水)PM6:45開演 愛知県芸術劇場コンサートホール ボリショイ・バレエ アダン/「ジゼル」(全2幕) 200年を超えるクラシックバレエの殿堂、 新境地を拓くロシア・バレエの総本山 振付・演出:V.ワシーリエフ 指揮:A.ジュライティス 管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団世界最高峰のバレエ団、ボリショイ。1995年、ワシーリエフ芸術監督のもと新体制となってから、2度目の来日公演となる今回のプログラムはロマンティック・バレエの傑作「ジゼル」。 一昨年名古屋でも上演され絶賛を浴びた「白鳥の湖」と同じく、作品と舞踊の魂を知り尽くしたワシーリエフの新演出版。 220年におよぶ歴史と伝統に新機軸を打ち出す“新生ボリショイ“が贈るニュープロダクションをお楽しみに!1999/10/27(水)PM6:30開演 愛知県芸術劇場大ホール プラハ・ナショナル・オペラ ビゼー/「カルメン」(全4幕) 名実共にチェコを代表する、120年の伝統を誇る歌劇場 ソプラノ:アンナ・クオ 指揮:B.クリンスキー 演出:J.ベドナリック 管弦楽: チェコ国立プラハ国民歌劇場管弦楽団 合唱:チェコ国立プラハ国民歌劇場合唱団1881年創設。スメタナ、ドヴォルザークなど自国の作曲家を中心に、プッチーニ、ヴェルディなどのイタリア・オペラからモーツァルト、ワーグナー、ビゼー、ラヴェル、チャイコフスキーなどの作品に至るまで、非常に豊かなレパートリーを誇る、チェコ随一の歌劇場が来日。 お贈りする作品はビゼーの「カルメン」。一行総勢200人以上の大規模な引っ越し公演、人気の名作「カルメン」を類のない大迫力で上演。 ミカエラ役には松本美和子の娘で話題の新進ソプラノ、アンナ・クオを配して、ますます見逃せない公演!1999/10/31(日)PM3:00開演 愛知県芸術劇場大ホール シルヴィ・ギエム オン・ステージ 美と愛の女神、再び降臨 共演:東京バレエ団 「カルメン」<東京バレエ団> 「シルヴィ・ギエムのソロ」 「シシィ」<シルヴィ・ギエム、オリヴィエ・シャヌほか> いまや、バレエ・ファンでシルヴィ・ギエムの名を知らない人はいないだろう。ダンサーとして理想的な体型、強靱なテクニック、そしてクラシック、モダンを問わず踊るたびに新鮮な感動を与える表現力をあわせもつギエム、遂にクラシックフェスティバルに登場! 注目のプログラムは、あの「ボレロ」とならぶ衝撃の名作「シシィ」。オーストリア皇妃エリザベートの数奇な運命をJ.シュトラウスやワーグナーの曲にのせて舞踊で表現した、93年初演の話題作。 衣装はヴェルサーチ、振付はもちろん今世紀舞踊界の鬼才、モーリス・ベジャール。「百年にひとりのプリマ」ギエムの全貌が今明らかに!<音楽はテープを使用>1999/11/21(日)PM5:00開演 愛知県芸術劇場大ホール アルフレッド・ブレンデル ピアノリサイタル 当代随一の知性派ヴィルトゥオーゾ ハイドン/ソナタ ロ短調Hob.XVI/32、ソナタ ニ長調Hob.XVI/42 モーツァルト/ソナタ ハ長調K.330 シューマン/子どもの情景op.15 シューベルト/即興曲変ホ長調D.946-2、ソナタ ロ長調D.575 現代最高のピアニストの一人、ブレンデル。鋭敏な洞察力と豊かな想像力によって展開される、深遠かつ繊細なピアノ芸術がまた名古屋で聴ける。 前回、95年の第13回クラシックフェスティバル公演は発売直後に全席完売。幅広いレパートリーのなかから今回はハイドン、モーツァルト、シューマン、シューベルトと、ピアノファンなら興味をそそられずにはいられないプログラム。 いぶし銀の魅力、巨匠ブレンデルのいまを存分にご堪能ください。1999/11/28(日)PM3:00開演 愛知県芸術劇場コンサートホール チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 人気のチェコ・フィル、名曲で登場 スメタナ/「モルダウ」 ドヴォルザーク/交響曲第8番ト長調op.88 プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調op.19 ラヴェル/ボレロ 指揮:ウラディーミル・ヴァーレク ヴァイオリン:樫本大進 ドヴォルザーク、マーラー、グリーグに築き上げられ、クーベリック、ノイマンらによって守られ続けてきたボヘミアの響き。 彼ら世界屈指の名指揮者たちとともに、世界中の音楽ファンを魅了してきたオーケストラ、チェコ・フィル。1948年に亡命したクーベリックが89年のビロード革命によって40年ぶりに祖国に戻り、スメタナの「わが祖国」を指揮した感動のシーンから10年。スラブ音楽を演奏させたら右に出るもののないこのオケが、十八番中の十八番、「モルダウ」とドヴォルザークの交響曲第8番を聴かせる。 ソリストには、確実にキャリアを重ねる天才・樫本大進を迎えて、多彩なプログラムで楽しむ管弦楽の夕べ。1999/11/30(火)PM6:45開演 愛知県芸術劇場コンサートホール キャスリーン・バトル クリスマス・コンサート 清らかに美しく、世紀の歌姫が贈るクリスマス 現代を代表するソプラノ、キャスリーン・バトル。愛される声楽家の第一条件である「クリスタルのような美声とエレガントな容姿」を兼ね備えた彼女はいまもトップスターの地位を守り続けている。 透き通るようなリリック・ソプラノの歌声と比類なき芸術性、そして華麗な舞台姿で世界中の聴衆を魅了してしまうバトル、4年ぶりの名古屋公演。 昨年、横浜で二夜だけおこなわれたクリスマス・コンサートが今年は名古屋にやってくる。最高の歌声で贈る至福のひととき。1999/12/13(月)PM6:45開演 愛知県芸術劇場コンサートホール ポーランド国立 ワルシャワ室内歌劇場オペラ モーツァルト/「フィガロの結婚」(全4幕) モーツァルト・オペラ全作品をレパートリーに持ち 全世界で絶賛の歌劇場、遂に初来日! 芸術監督:S.ストコフスキ 演出:R.ペリト 指揮:Z.グラツァ 管弦楽:ポーランド国立 ワルシャワ室内歌劇場管弦楽団 合唱:ポーランド国立ワルシャワ室内歌劇場合唱団 1961年設立だが、ポーランドでの公演・フェスティバルのほかに、ウィーンでは通算19作品を上演、ドイツ・イタリア・フランス・スペイン・アメリカ・ロシア等でもすでに600回以上もの公演を成し遂げているというから驚き。 その上演は、モーツァルト作品の真髄を深く理解し、原典を追求した質の高いものとして評価が高く、世界中から絶賛を浴びている。 モンテヴェルディ、テレマンなどのオペラもレパートリーに持ちながら、モーツァルト作品をすべて上演できるというこの劇場、モーツァルト・オペラの中でも人気の高い「フィガロ」をひっさげ、その真価を問う。初来日。1999/12/17(金)PM6:30開演 愛知県芸術劇場大ホール