あなたもこれでクラシックデビュー! 〜第27回名古屋クラシックフェスティバルの歩き方〜
オーケストラ編
毎年、秋に開催されている「名古屋クラシックフェスティバル」。
クラシックに興味はあるけど行ったことがない、 というあなたに、オススメの公演が目白押しです。
本場のオーケストラの音が聴ける、今年の名古屋クラシックフェスティバル。
ここでは、知っておけば2倍楽しめるオーケストラのポイントをご紹介!
オーケストラを語る上で、1番の魅力といえばやはり“生の音”。 時には100人を超えるオーケストラ。それだけの人数が一斉に音を出すからこそ、生音での迫力が実現するのですが、それぞれの演奏が一寸のズレなく噛み合う事は、まさに奇跡!
素晴らしい旋律を体中で浴びれば、心が洗われる瞬間が訪れる事も。しかし、奇跡はあまり訪れないからこそ奇跡。それを高い確率で出すのが、世界的にも有名であり、今回出演するこの2つのオーケストラなのです。
長きに渡り名門であり続けた歴史を持つオーケストラを、ぜひ体感してみて下さい。
時にオーケストラの人気を左右する指揮者。でも、演奏者が変わらなければ、指揮者なんて誰がやっても同じでは?と思う方もいるでしょう。ところが、実は大きく変わるから、オーケストラコンサートは面白いのです。
曲の印象、テンポ、同じ曲でも何回も書き直されている交響曲の版(今回のゲヴァントハウス〜の『宗教改革』は最終版であり日本初演奏)など、全て指揮者が選びます。そう、指揮者はオーケストラの絶対権力者なのです!
ちなみに、今回出演するシャイーは、細部まで精巧に作りこんだ音楽を。80歳を越える巨匠ブロムシュテットは、楽団の美質を最大限に引き出すことに定評のある人物です。
一流の指揮者と一流のオーケストラが揃った時に生まれる美しき音のタペストリー。この秋、「名古屋クラシックフェスティバル」で、至福のクラシック体験を。
各楽器の競演を楽しめるオーケストラとは対照的に、ひとりの演奏家のプレイをじっくり聴けるのがリサイタルです。
今年の名古屋クラシックフェスティバルには、ドイツ音楽の巨匠、ゲルハルト・オピッツが登場し、同じくドイツの偉大なる作曲家ベートーヴェンを演奏します。
情報協力:ぴあ中部版