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ウィーン・フィル ロイヤル・コンセルトヘボウ チェコ・フィル イスラエル・フィル 世界の超一流名門オーケストラが
名古屋に勢揃い!
4オケ徹底比較!!

ウィーン・フィル画像
ロイヤル・コンセルトヘボウ画像
ウィーン・フィル画像
ウィーン・フィル画像

この秋の来日オーケストラが前代未聞のラインナップです!チェコ・フィル(10/28)を皮切りに、ロイヤル・コンセルトヘボウ管(11/4)、ウィーン・フィル(11/10)、そしてイスラエル・フィル(11/25)と、世界トップ・レベルの4つの名門オーケストラが愛知県芸術劇場コンサートホールに集結!21世紀をリードするマエストロ(指揮者)のもとでそれぞれに趣向を凝らした極めつけの演奏を披露してくれます。ではそれぞれにどんな特徴があるのか?ここではそれぞれのオーケストラの歴史や背景、音楽の魅力などに迫ります。

2023年10月28日(土)
セミヨン・ビシュコフ指揮/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

ドヴォルザークの名曲を聴くのに、
これ以外は考えられないオーケストラ!

セミヨン・ビシュコフ画像 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団画像 パブロ・フェランデス画像

▼パブロ・フェランデス YouTube公式チャンネル

youtube画像

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団はスメタナ作曲の管弦楽曲《わが祖国》第2曲のタイトルとしても知られるモルダウ川(現地名:ヴルタヴァ)が貫く、首都プラハを本拠地とするオーケストラです。オーストリア=ハンガリー帝国時代の国民歌劇場附属オーケストラを前身とし、チェコを代表する作曲家ドヴォルザークが自作ばかりを指揮した1896年1月のコンサートが公式記録での最初の演奏会。1901年2月に専任のオーケストラとして独立し、1908年にマーラー自らが指揮して交響曲第7番を初演したことで世界に存在感を示しました。ナチスの支配から脱した戦後も長らく政治的影響による悲劇に見舞われましたが、その後1968年から20年以上にわたって首席指揮者を務めたヴァーツラフ・ノイマンが名門としての地位を築きあげました。

2018年10月から、ユダヤ系ロシア人で米国に移住してパリ管弦楽団やドレスデン国立歌劇場などで腕をふるった、セミヨン・ビシュコフ(1952~)が首席指揮者兼音楽監督に就任。自国の作曲家たちを擁護する伝統など独自のアイデンティティを守りつつ、ボヘミア/スラヴと西欧のメンタリティを融合させた新しい響きを目指して進化を続けています。

コンサートの注目ポイント!

今回の演目はオール・ドヴォルザーク・プログラム。交響曲第8番は有名な第9番《新世界より》同様広く親しまれている名曲。ボヘミアらしいのどかで田園的な雰囲気に溢れた人気曲です。今までのチェコ・フィルのイメージを打破した、新しい音を響かせる指揮者ビシュコフの手腕が聴きどころです。

そして最も有名なチェロ協奏曲を演奏するのは、スペインが生んだ気鋭の大器、パブロ・フェランデス(1991~)。ヴァイオリンの女王アンネ=ゾフィー・ムターや、超一流指揮者エッシェンバッハが認めた驚異の才能の持ち主です。SNSフォロワーも多く、自身のYouTubeチャンネルでは、チェロ演奏の極意を分かりやすく丁寧に披露するコメント動画や、イッサーリスやアルバン・ゲルハルトら先輩格の大チェリストとの対談動画「トーキング・チェロ」も好評という才人の演奏に期待です。

2023年11月4日(土)
ふくろうロゴ画像 Presents
ファビオ・ルイージ指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

4年ぶりの来日となる、
ヨーロッパらしい伝統の響きを名古屋で!

ファビオ・ルイージ画像 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 イェフィム・ブロンフマン画像

1888年、アムステルダムにコンセルトヘボウ(“コンサートホール”のオランダ語)/(オランダが世界に誇るコンサートホール)の開館とともに誕生したコンセルトヘボウ管弦楽団には、創設以来、マーラーやR.シュトラウス、ストラヴィンスキーといった名だたる作曲家が自作を演奏するために自ら指揮台に上がりました。135年という長い歴史の間にたった7人の首席指揮者しか受け入れてきませんでしたが、各々によってじっくりと時間をかけてヨーロッパらしい伝統のサウンドがつくりあげられてきたのが特長です。1988年の創立100周年を機にベアトリクス女王より「ロイヤル」の称号を下賜され、現在の名称「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」に改称されました。

4年ぶりとなる来日公演の指揮者ファビオ・ルイージ(1959~)はイタリア系らしい情熱とドイツ的な思索的感覚を併せ持つのが強みで、ウィーン交響楽団やメトロポリタン歌劇場の首席指揮者などを歴任し22年からはNHK交響楽団の首席指揮者に就任

コンサートの注目ポイント!

リストのピアノ協奏曲第2番は演奏される機会は多くないものの、極めてロマンティックで幻想味満点の曲調は、聴けば聴くほどに魅力的です。揺るぎないテクニックと卓越した抒情性で知られる名手イェフィム・ブロンフマンがいかに聴かせてくれるでしょうか。

そして不滅の名曲チャイコフスキー交響曲第5番。同楽団と良い関係を築いてきたルイージだけに、最高のパフォーマンスが届けられるのは間違いありません。

2023年11月10日(金)
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2023
大和ハウスロゴ画像
トゥガン・ソヒエフ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

世界に冠たる、
ウィーン・フィル見参!

トゥガン・ソヒエフ画像 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ベルリン・フィルと並んで誰もが認める、世界のオーケストラの最高峰であるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。この楽団を特別なものにしている秘訣はオペラの殿堂ウィーン国立歌劇場の管弦楽団との綿密なる関係が大きいでしょう。

簡単に説明すると、同歌劇場管弦楽団の団員が自主的に組織しているコンサート・オーケストラがウィーン・フィルなのです。その歴史は1842年に団員たちが王宮内の舞踏会ホールで開催した演奏会に始まり、かつてはオーストリア国籍の男性しかメンバーになれないといった条件もありましたが、現在は国籍も多様で女性の演奏家も増えてきました。

ただし採用の大きなポイントとなっているのが、ウィーンの奏法を身につけているかどうかであり、それこそがウィーン・フィルの伝統を今日まで守りぬいてきたのだと言えます。

コンサートの注目ポイント!

ウィーン・フィル伝統の響き、と言われるその音色の秘訣は、“ウィンナー・モデル”といわれる独特の楽器(他のオーケストラとは違ったホルン、トランペット、ティンパニ等)を使用しているためでもあります。実際のステージ上で、普段見慣れた楽器のフォルムとの違いも注目ポイント!

愛知県芸術劇場で味わえる至高のひととき、世界を魅了する響きをお聴き逃しなく。

2023年11月25日(土)
ラハフ・シャニ指揮/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

イスラエルの若き俊英による新しい息吹を、
庄司紗矢香との共演で!

ラハフ・シャニ画像 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 庄司紗矢香画像

1936年に創設されたパレスチナ交響楽団をその前身とし、1948年の建国と同時に誕生したイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団。古来よりユダヤ系の人々には優れた音楽家が多いのですが、アメリカ生まれのカリスマ、レナード・バーンスタインもその代表格で、常任指揮者を置かないのがポリシーであるこの楽団に創立10周年記念コンサートから関わり、1990年に亡くなるまでその発展に尽力しました。

その後を引き継いだのが1969年に音楽顧問となり、1977年から音楽監督(終身)を務めているズービン・メータで、彼のもとで楽団はレパートリーを拡大し、世界随一の名声を確立したのでした。とりわけ艶やかで繊細な弦楽器の響きの美しさにはクラシック・ファンの間で定評があります。

コンサートの注目ポイント!

020/21年シーズンから就任したラハフ・シャニ(1989~)はイスラエル生まれとして初めての音楽監督。2018年に楽団史上最年少でロッテルダム・フィルの首席指揮者に就任し、2026年にはミュンヘン・フィルの次期首席に就くことも決まっている期待の星。ウィーン・フィル、ベルリン・フィルなど、あらゆる名門オケに客演し、世界が追いかける“時”の存在です。

シャニはイスラエル・フィルとは18歳でメータ指揮チャイコフスキーのピアノ協奏曲で初共演しその後もコントラバス奏者としてこのオーケストラに入団、2013年には指揮者デビューするという、いわばイスラエル・フィルの申し子。今回の来日公演では日本が誇るトップ奏者のひとり、庄司紗矢香との共演でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏予定ということもあり、その注目度は「名古屋クラシックフェスティバル」随一と言っても過言ではないでしょう。