そもそもオペラとはどんなもの? |
オペラは数ある芸術の中でも音楽、美術、演劇、舞踊など、全てを網羅した「総合芸術」。中でもオペラ歌手の歌唱は一番の魅力です。
ソロで歌われる“アリア”は歌手の腕の見せどころ。その芸術性の高さ、素晴らしさがオペラを「至上の芸術」とする由縁です。
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オーケストラと同時に歌って、声が聞こえる? |
もちろん大丈夫です。
オペラ歌手は客席の隅から隅まで声を届かせます。よく響くボリュームのある声も迫力があり聴きごたえたっぷりですが、一流の歌手ならば柔らかく小さな声でも遠くに飛ばすことができます。すべては鍛錬の賜物なのです。
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オペラって難しい? |
難しくありません。
と言うよりも、難しく考えずに、娯楽なのですから楽しみましょう。
オペラのストーリーは単純なラブストーリーなども多く、昼ドラのような内容盛りだくさんです。オーケストラや歌手の奏でる音楽を体で感じてください。
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予習はしたほうがいいの? |
はい。字幕がありますので、話が全く分からないと言うことはありません。しかし、字幕を見ながら楽しむとなると慌ただしくなりますので、ストーリーと数曲あるアリアを知っておくとかなり違います。
愛知芸術文化センター1階アートライブラリーではCDやDVD・LDを視聴することができます。
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服装はどうしたらいいの? |
タキシードやロングドレスなどのパーティーへ行くようなドレスアップをしなくても大丈夫です。
着物や結婚式の披露宴くらいのおめかしをしている方もいらっしゃいますが、もっとカジュアルな方もいます。
しかし、せっかくお出かけしてオペラを鑑賞するからにはおしゃれをして気分を高めたいものですね。
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持ち物は? |
チケットさえあればオペラは楽しめます。しいて言うならば、オペラグラスがあると歌手の表情も楽しめていいですよね。
オペラグラスは会場で販売しています(1,000円〜)。また、チラシやプログラムを収納できるカバンを持参するとよいでしょう。
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開場時間と開演時間は? |
実際にオペラの上演が始まるのが開演時間です。
ホワイエ(ロビー)に入ることのできる時間が開場時間です。開演時間の5分前には必ず着席しているようにしましょう。演奏が始まってしまうとすぐには場内に入れず、しばらくホワイエで待つはめになってしまうこともあります。
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プログラムは買うべき? |
ぜひ買ってください。
プログラムにはストーリーが載っているので最後の詰め込みチャンス!
演出家や指揮者からのメッセージ、キャストのプロフィールなども載っています。他には、そのオペラの背景が載っていることもあります。こちらは家に帰ってからじっくり読んでみるのもいいでしょう。
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開演までのすごしかたは? |
購入したプログラムを読むのもいいですし、場内にあるビュッフェでゆったり過ごすのもいいですね。
少し劇場を探検してみるのもいいでしょう。オーケストラピットを少しのぞいてみたりしてもおもしろいですよ。あと、お手洗いの位置を確認しておくと休憩時間に迷わなくてすみます。
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拍手のタイミングは? |
素晴らしい! と思ったら拍手をするものですよね。自然とアリアや二重唱のあとには拍手が沸き起こります。
よく分からないという方は、周りの人が拍手をしたらそれに合わせて拍手をしていればいいのです。
ただ、本当に感動してつい拍手をしてしまった時は、客席全体が寛容になってもいいのでは? それがライブのいいところでもありますから。
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ブラボーって叫ぶの? |
強制ではありませんが叫んでもOKです。
そもそもブラヴォー・ブラーヴォの意味とは、「素晴らしい」「すごいぞ!」という褒めたたえる言葉です。
しかし、叫ぶタイミングはかなり難しいです(早すぎても遅すぎてもいけません)。どうしても言ってみたい! という方にはカーテンコールをおすすめします。素晴らしい演奏に対して賛美の言葉を贈るのは気持ちのいいものです。
また、この言葉は歌手にとって大変嬉しいもので、とても励みになります。
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