スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
スラヴが育んだ大地の響き・・・
「弦の国 スロヴァキア」が誇るオーケストラの黄金プログラム!
アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールでの準優勝の記憶も新しく、名古屋出身のお母様を持つ三ツ橋敬子が、いよいよ名古屋初登場!
そして12歳のデビューから既に成熟した音楽を奏で、名だたるオーケストラとの協演も多いエリック・シューマン。
小澤征爾を師とする三ツ橋とエッシェンバッハを虜にしたシューマンのドヴォルザーク、独自の匂いや響きを今も保ち続けるスロヴァキア・フィル十八番の「新世界」が聴ける贅沢なコンサート。
これを聴き逃したら後悔します!
指揮:三ツ橋敬子
ヴァイオリン:エリック・シューマン
[プログラム]
スメタナ:交響詩「わが祖国」より“モルダウ”
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.53
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界より」
三ツ橋敬子 スペシャルインタビュー |
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──2010年10月、トスカニーニ国際指揮者コンクールで準優勝を果たされました。あらためてこの結果についての感想と、コンクールでのご様子(プロセス、雰囲気)をお聞かせください。 2008年10月にアントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで優勝していたので、短いスパンでもう一つコンクールに挑戦するということは、色々な面でとても難しいことでした。実際、指揮者としてのお仕事もヨーロッパで始まっていましたし、当然ある程度の結果をださなくてはいけないプレッシャーもありました。 ──コンクールでの入賞は指揮者にとって大変なチャンスではないかと思います。その後の指揮活動(主に昨年でしょうか)はどのようなものになりましたか? 想像していなかったほど日本での報道が大きかったようで、非常に驚きました。以前のコンクール優勝後も含めて、それまではヨーロッパでのお仕事ばかりだったのですが、今回は特に日本での演奏の機会が多くなりました。ヨーロッパで活動している若手指揮者たちは、あまりコンクール歴には関係なく活躍していて、日本での状況とは少しギャップがあるのかもしれません。 ──指揮者には、知識から楽曲の解釈から実践まで、非常に多くの素養が要求されると思います。そのやりがいと、ご自身が一番苦労されたことをお聞かせください。 人と一緒に、コミュニケーションを通して音楽を創り上げていくというところが、一番の魅力です。作曲家が遺したものを、演奏家のみなさんと一緒にどのように構築し、聴衆のみなさまにどのように伝達するのか。作品の素晴らしさをそのままに、しかし最大限に汲み取り、それを後世にきちんと伝えていくことが、ひとつの大切な使命だと考えています。 この道を歩みつづけて、人生を終えるときに「指揮者」でいられたらいいですね。 ──ウィーン留学からミラノに移り、現在はヴェネツィアに在住されていらっしゃいます。 三ツ橋さんが感じられたそれぞれの街の魅力をお聞かせください。 ウィーンは、街のあちらこちらに、大作曲家たちの息吹を感じることができます。モーツァルト、ベートーヴェンやブラームス、マーラーからシェーンベルクに至るまで、時代を築いた作曲家たちが生きた街でした。同じくやはり歴史を感じるのは、今住んでいるヴェネツィアです。ゴンドラばかりが有名ですが、この街は、チャイコフスキーやワーグナー、ストラヴィンスキーなど多くの大作曲家を魅了し、彼らが頻繁に訪れた街でもありました。古くはマルコ・ポーロ 東洋文化の影響を受け、また水の都独特の雰囲気が、多くの芸術家にインスピレーションを与え続けているのだと思います。 ──今回はスロヴァキアフィルでのドヴォルザークとスメタナです。ボヘミア一色ともいえる特別な演奏会となりそうですが、2人の作曲家についての印象や思い、今回の演奏への意気込みをお聞かせください スロヴァキアはオーストリアと国境を接していて、文化的な面での互いの影響を強く感じます。ウィーンから(チェコのプラハにある)ドヴォルザークとスメタナの眠る墓地に足運ぶこともありました。初めて訪れたとき、近くの高台にある教会の鐘楼からスメタナの書いたメロディが聞こえてきました。夕暮れ時の寒さに煙る街に響き渡った、美しい鐘の音色は、本当に感動的な忘れられない思い出です。 ──協奏曲で共演するエリック・シューマンについて印象をお聞かせ ください。 エリックと初めて会ったのは、小澤先生の音楽塾でした。とても気さくで陽気で、そして本当に素晴らしいヴァイオリニストです。今回一緒に演奏できることを、本当に嬉しく、楽しみにしています。 ──お母様が名古屋ご出身とのことですが、名古屋について何かエピソードがありましたらお聞かせください。お好きな食べ物などもありましたらお聞かせください。 幼いころから頻繁に名古屋に来ていて、今はだいぶ忘れてしまいましたが、名古屋弁がネイティブ並みだった頃もあります(笑)。母の実家もあり、親戚も多くいますし、昨年から仕事で弟夫妻も名古屋在住になりましたので、とても縁を感じます。手羽先唐揚げや天むすをはじめ、名古屋は美味しいものも多くていいですね。手羽先は外国人の友人たちも大好きです。 |
公演日 | 2012年6月21日(木)開場/18:00 開演/18:45 | チケットはこちら
本公演は終了しました |
会 場 | 愛知県芸術劇場コンサートホール | |
料 金 | S¥10,000 A¥8,000 B¥6,000 C¥4,000 学生¥3,000 ※学生券は往復ハガキで申込みの上抽選。 |
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チケット 発売所 |
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備 考 | ※未就学児のご入場はご同伴の場合でもお断りいたします。 |