「秀吉と能」 ―のふにひまなく候 ―
名古屋能楽堂 9月定例公演 〈能楽普及公演〉
文禄二年[1593]十月、秀吉は禁中において三日間にわたる能・狂言の会(禁中能)を催した。禁中においても能や狂言は長年親しまれてきた芸能であったが、特筆すべきは、天皇の御前で開かれたこの一大イベントの出演者たちである。三日間に演じられた能二十五番、狂言六番の出演者は、秀吉をはじめ徳川家康、前田利家ら武将たちであった。このうち、十二番のシテを秀吉がつとめ、狂言も一番演じている。能〈田村〉〈杜若〉〈松風〉〈金札〉は、この禁中能の三日目に秀吉が演じた演目、狂言〈祐善〉も禁中能で演じられたもの(演者は前田玄以・新庄駿河守)である。能の稽古を始め、演じる魅力にとりつかれてわずか十ヶ月、秀吉は、このような前代未聞の催しを実現させた。
【一部】
| 能 | 「田村(たむら)」 (喜多流) /シテ 長田郷 |
| 狂言 | 「祐善(ゆうぜん)」 (和泉流)/シテ 佐藤友彦 |
| 能 | 「杜若(かきつばた)」恋之舞 (観世流)/シテ 瀬戸洋子 |
【二部】
| 能 | 「松風(まつかぜ)」 (宝生流)/シテ 玉井博祜 |
| 狂言 | 「鴈雁金(がんかりがね)」 (和泉流)/シテ 野村又三郎 |
| 舞囃子 | 「呉服(くれは)」 (金剛流)/シテ 田中春奈 |
| 能 | 「金札(きんさつ)」 (観世流)/シテ 武田大志 |
| 公演日 | 2014年9月7日(日) 【一部】開場/9:30 開演/10:00 【二部】開場/13:30 開演/14:00 |
本公演は終了しました |
| 会 場 | 名古屋能楽堂 |
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| 料 金 | 一部・二部 各 指定¥4,100 自由(一般)¥3,100 (学生)¥2,100 (税込) ※中京テレビ事業での取扱は、指定席のみとなります。 ※一部・二部それぞれチケットが必要です。 |
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| チケット 発売所 |
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| 備 考 | ※当日券は自由席のみ500円増となります。 ※未就学児の入場はお断りいたします。 ※イヤホンガイド:公演当日、名古屋能楽堂にて演能の解説が聞ける受信機を無料で貸し出しします。(日本語/英語) ・都合により出演者が変更となる場合がございます。あらかじめご了承下さい。 ・外国籍が証明できるパスポート等を持参された方には前売・当日とも1割引きいたします。(名古屋能楽堂取扱いのみ) ・To visitors who bring their passports or the likes which prove respective foreign nationalities,advance/day tickets are available at a 10% discount. |
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| 公演に関する お問合せ |
中京テレビ事業 〒460-8613 名古屋市中区錦3-15-15 CTV錦ビル6F 052-957-3333 10:00~17:00(土日祝日休業) |
