クラシックフェスティバルのあゆみ 過去から今までの名古屋クラシックフェスティバルのあゆみをまとめました
第9回公演:1991/10/2(水)~11/30(土)

ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団

指揮/アンドレ・プレヴィン 1946年、一人の富豪サー・トーマス・ビーチャムによって創設されたオーケストラ。一個人によって、イギリス最高の水準を目指し優秀な演奏者が集められ、見事なアンサンブルが作り上げられた。
現在はその意志を継ぎ、オーケストラは自主運営となってエリザベス女王から正式に「ロイヤル」の名を与えられた。
ドラティ、シャイー、アシュケナージに鍛え上げられ、今またプレヴィンのもと清浄な響きを聴かせるイギリスの名門。1991/10/2(水)PM6:45開演
愛知厚生年金会館

イ・ムジチ合奏団

ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」(和声と創意への試み)他 名古屋クラシックフェスティバルには1年おきに出演を重ね、今回で5度目となる。
年を重ねるごとにますます新鮮さをあらわし、依然衰えぬ高い芸術性が人気の秘訣か。バロック音楽の奥の深さを体験させる。1991/10/15(火)PM6:45開演
名古屋市民会館大ホール

ロイヤル・アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

指揮/リッカルド・シャイーブラームス:交響曲第3番 ヘ長調
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
北欧圏のみならず、世界的にも評価の高い第一級のオーケストラの一つ。
1964年以来、日本でも親しまれたハイティンクが88年にこのオーケストラを去り、新たに音楽監督・常任指揮者にリッカルド・シャイーが迎えられてからは初めての来日。1991/10/24(木)PM6:45開演
名古屋市民会館大ホール

ベルカント・ガラ・コンサート

指揮/クリスチャン・バデア
ソプラノ/ルチア・アリベルティ
メゾソプラノ/タティヤーナ・トロヤノス
テノール/フェルナンド・デ・ラ・モーラ
バリトン/ピエロ・カプッチッリ
管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ベルカント(bell canto;伊)ー<美しい歌>の意。
ヴェルディ、ベルリーニなどに代表されるイタリア・オペラの唱法として知られるその歌声を、現在望み得る最高の歌手を配しガラ・コンサート形式で贈る夕べ。1991/10/27(日)PM3:00開演
愛知厚生年金会館

国立パリ管弦楽団
指揮/セミヨン・ビシュコフ

ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調「運命」
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調「革命」
帝王カラヤンに「後継者としてふさわしい」と指名された若き天才=セミヨン・ビシュコフ、待望の初来日。
ビシュコフとは縁の深いショスタコーヴィチの5番、そしてベートーベンの「運命」という大曲2曲で「最後の大物」の本領発揮を期待したい。1991/11/8(金)PM6:45開演
名古屋市民会館大ホール

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団

指揮/イルジ・ビエロフラーヴェク
ソプラノ/リヴィア・アグホーヴァ
メゾソプラノ/ダグマール・ペチコヴァ
テノール/ミロスラフ・コップ
バス/ペテル・ミクラーシュ
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番、交響曲第9番ニ短調「合唱」チェコを代表する新進若手イルジ・ビエロフラーヴェクがプラハ・フィルハーモニー合唱団とともにお送りするのはベートーヴェン「第九」。1976年プラハの春音楽祭の感動を再現。1991/11/16(土)PM6:45開演
名古屋市民会館大ホール

ヨーヨー・マ チェロ リサイタル

ピアノ/キャサリーン・ストットトリオでの活動、室内楽、オーケストラとの協演、そしてリサイタル──チェロ界の天才若手と謳われながら、今や当代最高の演奏家のひとり。
その音色は鳥肌が立つほどの深みを持ち、ヴィルトゥオーゾの世界を堪能させてくれる。1991/11/17(日)PM3:00開演
名古屋市民会館大ホール

アルバン・ベルク弦楽四重奏団

モーツァルト:弦楽四重奏曲 第14番 ト長調「春」
ベルク:弦楽四重奏曲 作品3
ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 作品51-1
ウィーンの音楽伝統を守ること、20世紀の作品を必ず一つ演奏曲目に入れること──これが、アルバン・ベルク弦楽四重奏団の方針である。
ウィーン音楽大学教授4人によって結成されたこの四重奏団、確かな技倆と理論に裏打ちされた高い音楽性は、アルバン・ベルクの名を名乗るのにふさわしい。1991/11/19(火)PM6:45開演
名古屋市民会館大ホール

レニングラード国立歌劇場

チャイコフスキー:エフゲニー・オネーギン(全3幕)モスクワと並ぶソ連のもう一つの文化都市、レニングラードより初来日する。名古屋では初めての本格的ロシア・オペラ公演となる。
ソヴィエトの数々の偉大な作曲家とともに歴史を重ねた由緒ある劇場。
ロシア・オペラの真髄を味わう、この秋最大の芸術体験。1991/11/28(木)PM6:30開演
名古屋市民会館大ホール

イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ

モーツァルト:交響曲 第41番
ハ長調「ジュピター」 ドヴォルザーク:「スラヴ舞曲」作品46
「世界最高の弦」と謳われ、圧倒的な存在感を誇る比類なき孤高のオーケストラ、イスラエル・フィル3年ぶりの来日。
カラヤン、バーンスタイン亡きあとを継ぐ現代の巨匠ズービン・メータが最も愛するオーケストラとの至高の響き。1991/11/30(土)PM6:45開演
名古屋市民会館大ホール