クラシックフェスティバルのあゆみ 過去から今までの名古屋クラシックフェスティバルのあゆみをまとめました
第6回公演:1988/9/21(水)~11/27(日)

ボリショイ・バレエ

振付/マリウス・プティパ
演奏/京都市交響楽団
PROGRAM/アレクサンドル・グラズノフ曲:「ライモンダ」全幕
ベスメルトノワ、セメニャカらおなじみのプリマに加え、ニーナ・アナニヤシビリ、ユーリ・バシュチェンコ、アンドレイ・リエパ等きらめく新星が初来日!
中世フランスを舞台に繰り広げられる騎士道物語「ライモンダ」は、忠誠心や気高さ、優美さ、永遠なる愛の姿を讃え、崇める物語。
グラズノフのすばらしい音楽と、今回は特にプティパの最上級の振付により最新にして、最高の出来映えとなっている。1988/9/21(水)PM6:30開演
名古屋市民会館

フィルハーモニア管弦楽団

指揮/ジュゼッペ・シノポリ

ソリスト/ユリア・ヴァラディ、ウィリアム・ペル 他 PROGRAM/マーラー:交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」 1945年の設立以来、フルトヴェングラー、トスカニーニ、カンテルリ、R・シュトラウス、そしてカラヤンら、常に伝説的な名指揮者たちによって率いられてきた、フィルハーモニア管弦楽団。
そして、今、「アイーダ」を初め、数々のオペラでタクトを振って知られるシノポリによって新しい歴史が築かれようとしている。特にマーラーは、シノポリが最も得意とするところ。今回どのような解釈の演奏を聴かせてくれるか非常に興味深い。1988/9/28(水)PM6:45開演
名古屋市民会館

ロスアンジェルス・フィルハーモニック管弦楽団

指揮・ピアノ/アンドレ・プレヴィン

モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K,491
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36 他
第一次大戦終了の翌年、トリニティ・オーディトリアムで2,400人の聴衆を前に94人のオーケストラがコンサートを開いた。それがLAPの記念すべき第1回公演である。
1962年には弱冠25才のズービン・メータが音楽監督に就任し、全米屈指の水準にまで育成して現在のLAPとなった。今回は4度のオスカー受賞に輝くアンドレ・プレヴィンがその華麗なタクトを振る。1988/9/30(金)PM6:45開演
名古屋市民会館

アレクシス・ワイセンベルク ピアノリサイタル

フランク:前奏曲フーガと変奏曲 op.18(Bauer編曲)
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 op.58
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
過去10回来日、その都度新鮮でショッキングな話題を提供してきたワイセンベルク。
14才でピアニストとしてデビューして以来、彼は世界中の一流オーケストラに迎えられ、天性の名技と音楽性に支えられた演奏で、あまねく聴衆に、感動と興奮を与え続けている。 更に磨き上げられ、鍛え上げられた技術と感性に期待したい。1988/10/12(水)PM6:45開演
名古屋市民会館

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

指揮/ヴァーツラフ・ノイマン
ヴァイオリン/堀 正文

R・シュトラウス:交響詩「ドン=ファン」
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調
ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88「イギリス」
ノイマンの堅実でいて、大らか、ポイントを確実に押さえながらも自然なタクトが、大地の息吹を感じさせる。1988/10/25(火)PM6:45開演
名古屋市民会館

ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮/マルティン・フレーミヒ
テノール/ペーター・シュライヤー
ハイドン:オラトリオ「天地創造」Hob XXI-2 世界的な聖歌隊の中で最も古い伝統を誇る、ドレスデン十字架合唱団。「エルベ川沿いのフィレンツェ」と讃えられる美しい都市、ドレスデンと誕生を同じくするこの聖歌隊の完璧なハーモニーは、聴く人々を幽幻の世界へといざなう。
今回は、同合唱団出身でもあるテノール歌手、ペーター・シュライヤーも出演。その透き通るような美声を思う存分聴かせてくれることだろう。1988/11/2(水)PM6:45開演
名古屋市民会館

バイエルン国立管弦楽団
バイエルン国立歌劇場合唱団

指揮/ウォルフガング・サヴァリッシュ

ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」NHK交響楽団の名誉指揮者でもあり、日本にもファンの多いサヴァリッシュが手兵バイエルン国立管弦楽団を率いて「第九」のタクトを振る。
サヴァリッシュならではの知的で端正な演奏に、伝統のオーケストラが応え、かつてない「第九」の世界が開けるに違いない。1988/11/25(金)PM6:45開演
名古屋市民会館

ミュンヘン・オペラ
バイエルン国立歌劇場

モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全二幕

指揮/ウォルフガング・サヴァリッシュ 演出/ロナルド・H・アドラー
装置・衣装/ユルゲン・ローゼ
主な出演者/トーマス・アレン、クルト・モル、ペーター・ザイフェルト
好色な若い騎士、ドン・ジョヴァンニ。享楽の限りを尽くし、その驕慢さ故に、遂には地獄の炎に焼かれ、身を滅ぼすまで。1988/11/26(土)PM6:00開演
名古屋市民会館

ミュンヘン・オペラ
バイエルン国立歌劇場

モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」全二幕

指揮/ウォルフガング・サヴァリッシュ 演出/ジャン・カルロ・メノッティ
装置・衣装/ピア・ルイジ・サマリターニ
主な出演者/ユリア・ヴァラディ、トゥルデリーゼ・シュミット、テオ・アダム
港町ナポリを舞台にした、2組の恋人同士のおかしな、おかしな入れ替わり劇。1988/11/27(日)PM6:00開演
名古屋市民会館