1770年 | ドイツ・ボンに生まれる | |
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1789年 | フランス革命勃発 | |
1792年 | ハイドンに弟子入り | |
1797年 | ピアノソナタ「悲愴」完成 ピアノソナタ「月光」を教え子に捧げる この頃より難聴に悩み始める 「ハイリゲンシュタットの遺書」を書く |
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1804年 | 交響曲第3番「英雄」完成 ナポレオンが皇帝に即位し、激怒 |
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1808年 | 交響曲第5番「運命」完成 | |
1810年 | 「エリーゼのために」を教え子テレーゼに贈る | |
1812年 | 交響曲第7番完成 | |
1813年 | メトロノームを愛用し始める | |
1824年 | 交響曲第9番完成 | |
1827年 | ウィーンにて56歳で死去 |
初期のベートーヴェンは古典派様式に忠実な、シンプルで明るい作風でした。難聴に苦しみ始めた1800年初頭、その古典派を再認識し形式を徹底して確立しました。その後、「暗から明」といった劇的な展開を古典派様式に取り込み、ロマン派のさきがけとなったのです。
クラシックの音楽家にとって、〈BEETHOVEN〉は特別な存在です。もしかりに〈BEETHOVEN〉を否定する人がいるならば、その人はすでに音楽家ではないのです。ベートーヴェンの音楽には、すべての音に強い意思や魂が込められています。ベートーヴェンが作曲した様々なタイプの楽曲、これらは作曲したというよりも創造したと言われるべきものです。だからこそ人々に感動以上のものを感じさせるのだと思います。このユニット「Bee」は、そのベートーヴェンから頭3文字を拝借しました。僕にとってベートーヴェンの音楽が神の言葉であり、常に神と共にありたい、聴衆の皆様と分かち合いたい、という気持ちがこの名前に込められています。今公演の目玉は、ベートーヴェンの傑作、交響曲第2番ニ長調を作曲家自身が編曲した、ピアノトリオニ長調です。このベートーヴェンによるアレンジがとてもすばらしい!そしてプログラムの最後を飾るのは、ベートーヴェンの有名なピアノトリオ「ゴースト」です。ゴースト(幽霊)というタイトルは長い第2楽章に由来しており、極限の集中力を演奏者に課している傑作です。両端楽章もすばらしいです!当日会場でお会いできますことを楽しみにしています!