特徴はスカート丈が短いこと。 円盤状に外に張り出し、脚線美を目立たせます。 スカートは網目状のチュール素材を十段以上重ねてギャザーを寄せて作られています。 ボディ（上体）部分は体のラインにフィットしていて、肩を出すデザインが多く、やはり首から肩、腕の奇麗なラインを強調する効果があります。

ロマンティック・チュチュはスカート丈がくるぶしくらいまであります。ロマンティック・バレエで用いられることが多く、「ジゼル」での第２幕などでの白のチュチュが代表的です。 スカートはチュール素材を重ねますが、垂れるように作ってあります。 ゆったりと揺れ動く裾は、幻想的で浮遊感のある表現に欠かせません。

バレエ衣装はチュチュばかりではありません。 現代バレエではレオタードやボディスーツのような衣装もあり、表現の自由度を広げています。 ※マシュー・ボーン「くるみ割り人形」より

協力：(株) F.P.P.

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