中 孝介 コンサートツアー 2011-2012
“キセキノカケラ”

デビュー5周年 ── 地上で最も優しい歌声

デビュー5周年を迎えた中孝介。
今年は、コラボレーションをコンセプトに活動。3月には元ちとせとお中元というユニットを結成。そして8/10にリリースした「君ノカケラ」では、音楽プロデューサーにいしわたり淳治を迎え、NEWS ZEROやlive imageで活躍中のヴァイオリニスト宮本笑里をフィーチャリング。今もまだなお心に残る「君の欠片」を切ないラブソングとしてを発表。
10/19には、3rdアルバムをリリース予定。12/17仙台から始まるコンサートツアーは、ピアノ、ギター&チェロ、パーカッションというアコースティックな編成でニューアルバムを中心に代表曲「花」「家路」「それぞれに」など地上で最も優しい中孝介の歌声をご堪能下さい。

オフィシャルWebはこちら http://www.atarikousuke.jp/


中 孝介 SPECIAL INTERVIEW

楽曲提供アーティストの「色」を、いかに自分のものにして歌うか。
出会いの「軌跡」と「奇跡」の結晶を集めた“キセキのアルバム”制作秘話。


奄美の島唄独特の節回しを散りばめた、透明で柔らかい上質なポップスを届けるシンガー、中孝介。
その歌声は、国内のみならず広くアジア圏の人々から熱い支持を得ています。
昨年末にスタートした全国ツアーの名古屋公演が、いよいよ目前です。


──昨年は、元ちとせさんとユニット「お中元」を組まれるなど精力的に活動されましたね。

彼女は地元・奄美の先輩でもあり、自分に歌うきっかけをくれた人でもあります。デビューして5年で「やっとそういう場所に立てた」という思いでしたね。お互いやっている音の世界観は違っているところもあるんですが、やっぱりルーツは同じで。例えば、コブシの回る位置が同じだったりとかすると「うぉっ」と思ったりとか(笑)。何度かデュエットしたこともあるんですけど、1曲を表現する上でのお互いの抜き差しというか歩み寄りというか…そういうことはよく分かりましたね。ライヴでやるときも、コーラスの温度感というのか…。やるたびに出来上がっていくのがすごく面白いなと思いました。

──中さんはアジア全体に根強いファンを多くお持ちですが、その人気の理由をご自身ではどう分析されますか?

昨年の中国、台湾でのライヴは非常に印象に残ってますね。デビューした年からちょこちょこアジアには行っていましたが、こんなに聴いてもらえるようになるとは思ってもいませんでした。いざ行き始めると、中華圏の皆さんに本当によく受け入れていただいて。やっぱりそれは、僕が歌い始めたきっかけが奄美の民謡だったことが大きいかもしれません。民謡の独特の響きをJ-POPに取り入れて表現しているので、たぶん根っこの部分で向こうの人たちにも響いてると思うんですよね。昨年リリースしたアルバムの中で「青蔵高原」という中国語の曲をカバーさせてもらったんですが、中国のいろいろな方が歌っているのを聴いても、コブシの回る感じとかうねる歌い方が、僕が表現したいものとすごく近いんですよね。

──その最新アルバム「キセキノカケラ」では、いろいろなアーティストとコラボレーションをなさっていますね。

中村中さんやNOKKOさんなど、ご自身も歌っていらっしゃるアーティストにも曲を書いていただいています。その人それぞれのメロディラインというか、色のあるものになっていると思います。詞の世界観もそうですしね。それぞれのアーティストの「色」というのを自分のものにするにはどうしたらいいんだろう、というその作業が難しくもあり、面白くもありました。レコーディングの前に何度かデモを録ったりして作り上げていったんですが。どの曲もそうですが、特に中村中さんに書いていただいた「遺書の書き方」という曲は印象が強かったですね。昨年は、3月に誰もが忘れられない出来事が起きてしまいました。「本当に大事なものってなんだろう」と、みんなが考えたと思います。その大事なものっていうのがすごく浮き彫りになったんじゃないかと。自分自身も、今、生きていられるということにもっと感謝して喜びを感じて、日々を生きないといけないんだなということが改めてよく分かった一年だったと思います。

──シングルで先行発売された、宮本笑里さんをフィーチャーした曲、「君ノカケラ」も収録されています。宮本さんとのコラボレーションはいかがでしたか?

切ない気持ちを宮本さんのヴァイオリンで表現していただこうと思ってお声がけさせていただいたんです。本当に切ない感情をすっと撫でてくれる感じの音色ですよね。繊細で優しい気持ちの込もった音色だなと、出来上がって改めて思いましたね。今は直接、聴くことはできない声がどこか遠くから聞こえてくるみたいな…そういう音を表現してくれました。そういう感情を持てるのも、生きているからこそですよね。僕の音楽は、そういう人と人との出会いから生まれてくるものばかりなんです。出会えるということも生きているからこそだと思いますし。その出会いの中に別れもあって、寂しい思いをしたり、悲しんだりすることもあると思うんですけど…。そういう気持ちになれるということが「生きてる」ということだと思うので、それもひっくるめて「出会い」というのは喜びなのかな、と思いますね。デビューして5年、自分がこれまで出会いを辿ってきた「軌跡」と、その出会いのひとつひとつが「奇跡」であること。そのふたつの意味の「キセキ」を今回のアルバムのタイトルにしました。その都度、出会ってきた軌跡の中から生まれてきたカケラが詰まったアルバムということで「キセキノカケラ」と。

──昨年12月から全国ツアーも始まりました。皮切りは仙台公演でしたね。

ホントに温かい空間でしたね。あんなに大変なことが起こってしまった土地なので、僕もほかのメンバーもどんな風にライヴをもっていったらいいんだろうという思いはずっとありました。でも、いざ始まってみると、お客さんが待ちわびていてくれた熱い気持ちが伝わってくる空間でしたね。東北の人っておとなしいイメージだと思うんですが、心に秘めた強さがあると思います。だから仙台のライヴは、少しでも前向きになってもらいたいなという気持ちで臨みました。年が明けて、いよいよ名古屋公演です。アルバムでも、ジャジーなアップテンポなナンバーとかクラブミュージックみたいな曲に挑戦しているんですが、そういう部分でも今までとはまた違った僕の姿を見せられるんじゃないかなと思います。あとは、カバー曲も披露します。懐かしい曲もやりますので、ぜひ楽しみにしていて欲しいですね。

取材協力:フリーペーパーMEG

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公演日 2012年1月27日(金)
開場/18:00 開演/18:30 終演/20:30
チケットはこちら
会 場 中京大学文化市民会館プルニエホール
料 金 全席指定 ¥5,500
チケット
発売所
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  • チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード:149-003)
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  • 名鉄ホールチケットセンター:052-561-7755
  • セブン-イレブン店頭(セブンコード:013-089)
  • 他 有名プレイガイド
備 考 ※未就学児のご入場はご同伴の場合でもお断りいたします。

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