クラシックフェスティバルのあゆみ 過去から今までの名古屋クラシックフェスティバルのあゆみをまとめました
第25回公演:2007/9/5(水)~2008/2/1(金)

ロリン・マゼール指揮
トスカニーニ交響楽団

巨匠マゼールが最も心血を注ぐスーパー・オーケストラに、若きスター“ 五嶋龍 ”を迎えて!

2005年 初来日公演、圧倒的な迫力の「ローマの松」で観客の度肝をぬいたあのオーケストラが、再びやってくる!
20世紀イタリアの名指揮者、アルトゥーロ・トスカニーニの名を冠するこのオーケストラの団員は、すべて厳しいオーディションを勝ち抜いた演奏者たち。マゼールがこのオケをウィーンやベルリンに比肩すると豪語するとおり、前回公演では大好評、日本の聴衆に鮮烈な印象を与えた。
今回は若い天才にしてその人気はとどまるところを知らないスーパーソリスト、五嶋龍を迎える。
この秋、話題の公演となることは必至!2007/09/05(水)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

プラハ国立歌劇場オペラ
ヴェルディ/「椿姫」

名門劇場で堪能する名作オペラ「椿姫」。注目の新演出!

マーラー、セル、クライバー、クレンペラーら、錚々たる巨匠がその指揮台に立ったチェコの名門劇場。「椿姫」は数あるオペラ作品の中でも随一の人気演目だが、今回はフランス人の演出家を招いての新プロダクション。
有名な「乾杯の歌」をはじめとする美しいメロディーにのせ、持ち前のチェコ伝統の音楽性の高さとセンスあふれる洗練された演出で、華やかなパリ社交界に展開される悲恋のドラマを美しく描く。
ソプラノにフランスの新鋭ノラ・アンセレムを起用。「椿姫」では昨シーズン、ボローニャ歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラほか立て続けに出演し、いずれも大絶賛!
今世界で最も注目を集めるヴィオレッタ役、アンセレムの名演に期待が高まる。2007/10/27(土)PM5:00開演
愛知県芸術劇場大ホール

クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)
& ギドン・クレーメル(ヴァイオリン) スーパーデュオ・リサイタル

ついに実現した夢の競演!究極のスーパーデュオ

いよいよ巨匠の域に入りつつある二人の“夢の共演”が実現する!
かつて20世紀の巨匠カラヤン、バーンスタインが絶賛し、いま小澤、ラトル、ヤンソンスら超一流指揮者が常に共演を望む、現在最も輝いているピアニスト、ツィメルマン。
数々の受賞歴(パガニーニ・コンクール優勝、チャイコフスキー・コンクール優勝)にはじまり、世界の主だった超一流オーケストラすべてとの共演、リサイタル、デュオ、室内楽、音楽祭の創設と広範な活動を繰り広げる現代のスーパーヴァイオリニスト、クレーメル。
名古屋クラシックフェスティバルで繰り広げられた様々なデュオ(アルゲリッチやマイスキーなど)の中でも白眉の公演となるだろう。2007/11/14(水)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

キエフ・バレエ
チャイコフスキー/「くるみ割り人形」

ボリショイ、マリインスキーとともに、世界を席巻するバレエ界の至宝!

ウクライナの首都、キエフに在する世界最高峰のバレエ団のひとつ、キエフ・バレエ。旧ソ連邦時代からボリショイ・バレエ、マリインスキー(キーロフ)・バレエと並び“三大バレエ”と称され、世界のバレエ界をリードしてきた歴史を持つこのバレエ団は、コフトン、ラトマンスキー、フィリピエワ、マトヴィエンコなどの超一流ソリストを育てた名門。
また、ソリスト達の脇を飾る、ロシアバレエの伝統的なコール・ド・バレエ(群舞)の息をのむ美しさも、キエフ・バレエの特筆すべき魅力。
純然たるクラシック・バレエを得意とするこの劇場のレパートリーから、「くるみ割り人形」を上演。
世界50カ国以上から招聘され続け、来日公演も十数回を数えるキエフ・バレエの真骨頂。2007/11/20(火)PM6:30開演
愛知県芸術劇場大ホール

レニングラード国立歌劇場オペラ
ボロディン/「イーゴリ公」

よみがえる英雄叙事詩!ドラマティックな演出と壮大なスケールで描く「イーゴリ公」

ロシアにおける文化・芸術の中心サンクトペテルブルクで160年の歴史を誇るレニングラード国立歌劇場は、1991年の初来日以来、高い音楽性と巧みな演出で評価が高い。
今回の作品は、壮大な英雄叙事詩とも言うべきボロディンの名作オペラ、「イーゴリ公」。
壮大なる英雄叙事詩・民族を越えた友情と愛情の物語を、スケールの大きい舞台装置とガウダシンスキー芸術監督のドラマティックな演出で。
有名な“ダッタン人の踊り”は、バレエ公演でも評価の高いこの劇場の面目躍如。ロシア・オペラの醍醐味を。2007/12/05(水)PM6:30開演
名古屋市民会館大ホール

ユンディ・リ ピアノ・リサイタル

2000年ショパン国際コンクール優勝、アジアが生んだ世界のスター!

ポーランド・ワルシャワで5年ごとに開催されるショパン国際ピアノコンクール、第14回(2000年)で優勝。第1位優勝は15年ぶり、当時18歳でコンクール史上最年少の優勝者であり、初めてこの栄誉に浴した中国人となったユンディ・リ。
瞬く間にピアノ界の新たなスターとして、ソロリサイタル、一流オーケストラや指揮者との共演と、着実にキャリアを重ね、ドイツ・グラモフォンからのCDリリース、音楽祭出演やカーネギーホールでのリサイタル、とまさに世界のスターといえる活躍。
繊細かつダイナミックな演奏に加え、ピアノ界の“キムタク”と称される華麗なステージ・インプレッションですべての聴衆を魅了する!2008/01/09(水)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

チェコ国立ブルノ歌劇場オペラ
ワーグナー/「タンホイザー」

ドイツから一流ソリストを迎えて贈る
ワーグナーの「タンホイザー」

首都プラハに並ぶチェコ共和国・音楽都市ブルノで1882年創建、チェコ東部地方のモラヴィアを代表する国民的作曲家ヤナーチェクの作品を初演し、クーベリックも指揮を務めたという由緒ある劇場。
伝統的な演目ほかに、オペラ「カルメン」にバレエ「ボレロ」を挿入した作品やフンパーディングのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」など、意欲的な企画で定評がある。
来日は5回を数え、高い評価を得ている。
今回はドイツから一流のソリストを迎え、ワーグナーの代表作「タンホイザー」に挑む!2008/01/13(日)PM5:00開演
名古屋市民会館大ホール

リッカルド・シャイー指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

現代の名匠リッカルド・シャイーが切り拓く、ゲヴァントハウスの新たな時代

260年を超える歴史に彩られた世界最古のシンフォニーオーケストラ、ゲヴァントハウス管弦楽団。歴代の楽長の中には、メンデルスゾーンの名もある。
05年、新たに楽長の座についたのは、コンセルトヘボウはじめ数々のオーケストラと輝かしい活躍を繰り広げてきたイタリア人指揮者、リッカルド・シャイー。
歴史と伝統に裏づけされたサウンドを尊重しつつ、新しい風を吹き込むシャイーの指揮により、ワーグナー、ブルックナーの堂々たるプログラムで聴衆に迫る!※本公演は中止となりました。2008/02/01(金)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール