ボヘミアの音楽風土が生んだスメタナの名作オペラ登場！

西ヨーロッパの音楽の伝統を色濃く受け継ぐと同時に、ドヴォルザーク、ヤナーチェクら民族色を強く打ち出した作風で知られる偉大な作曲家を生み出したチェコ・ボヘミア。
歌劇「売られた花嫁」は「モルダウ」（交響詩『わが祖国』）で日本でも人気の高いチェコを代表する国民的作曲家スメタナの名作。上演される機会は少ないが、ウィーンやメトなど世界一流の劇場でも人気の演目。
ボヘミア地方の代表的な都市プルゼーニュから初来日のこの歌劇場は高い芸術性と確かな演奏技術で定評がある。
本場の上演は一味違う！2003/10/2（木）PM6:30開演
愛知県芸術劇場大ホール

人気・実力とも絶頂、グレギーナが歌う世界最高の「トスカ」

1887年、プラハ在住のドイツ人らによって創設されたチェコ随一の歌劇場。豊富な資金力を背景に、超一流の指揮者を招き、その指揮台に立ったのはマーラー、セル、クライバー、クレンペラーという錚々たる顔ぶれ。
柔らかな弦・美しい金管の響きといったチェコの伝統に加え、きめ細かな演出や効果的装置で、過去の来日公演では好評を博した。
主役トスカには、現代のディーヴァ、マリア・グレギーナを擁していま望みうる理想の舞台を実現させる。メト、スカラ、パリ・オペラ座ほか世界中の歌劇場で引っ張りだこ、まさに現代最高のドラマティック・ソプラノ、グレギーナの実力は2001年秋（第19回名古屋クラシックフェスティバル）のリサイタルで証明済み。この秋、必見「グレギーナのトスカ」！2003/10/7（火）PM6:30開演
愛知県芸術劇場大ホール

クレーメル、テミルカーノフ、サンクト・フィルによる至高のオーケストラ体験！

指揮：ユーリー・テミルカーノフ
ヴァイオリン：ギドン・クレーメルリムスキー＝コルサコフ／歌劇「見えざる町キテージとフェブローニャの物語」序曲
シベリウス／ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
チャイコフスキー／交響曲 第４番 ヘ短調1882年に創立された帝室管弦楽団を前身とする、ロシアで最も古い歴史と伝統を誇る名門。
「レニングラード・フィル」の名で巨匠ムラヴィンスキーとともに一時代を築き、独特の重厚な響きで高い人気を保つ。 1988年からはロシア随一のマエストロ、テミルカーノフが音楽監督の任に就き、さらに磨きがかかり現在第二の黄金期を迎えている。
今回の来日では、古典・ロマン派からピアソラまでにわたる広範なレパートリーと、リサイタル、デュオ、室内楽に多彩な活動を誇るヴァイオリンの名手、ギドン・クレーメルとの組み合わせ。
現代の巨匠が指揮する名オーケストラと当代きっての名手が繰り広げる本格的演奏を心ゆくまでご堪能ください。2003/10/13（月・祝）PM5:00開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

最高の楽器と最高のアンサンブルの出合い～音楽史上に残るこの壮大な調べ

ヴィヴァルディ／ヴァイオリン協奏曲集「四季」他最高の楽器（ストラディヴァリウス）を最高のアンサンブル（ベルリン・フィルのメンバーたち）が演奏する、夢の組み合わせ。
17～18世紀北イタリア・クレモナでアントーニオ・ストラディヴァリが生み出した名器ストラディヴァリウス。 この演奏会で使用されるのは幻の名器と称されるヴィオラ「マーラー」をはじめ世界最高のヴァイオリン、チェロ計11台。時価総額はなんと約90億円！
そしてその伝説の名器たちを演奏するのは、あのカラヤンが愛したベルリン・フィルハーモニー管弦楽団から厳選されたメンバーたち。最高の楽器に秘められた魅力を最大限に引き出す究極の演奏と、その妙なる響き～ストラディヴァリウスの饗宴が始まる！2003/10/22（水）PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

偉大なるピアニスト２人による絢爛たるピアノ・デュオの極致！

アルゼンチンが生んだ天才、人気・実力ともに現代最高のピアニスト、アルゲリッチ。
ブラジル出身で数々の受賞歴を重ね、世界各地でのリサイタルでも高い評価を受けるネルソン・フレイレ。
南米が生んだこの２人の偉大なピアニストは互いに尊敬しあう良き友人であるだけでなく、２台のピアノによる演奏においても、それぞれの持ち味を最大限に引き出すことができる相性抜群のパートナー同士。
アルゲリッチの天翔る輝きにフレイレの誠実な温かさがこの上なくマッチして、絢爛たる色彩感にあふれる白熱したピアノ・デュオの世界を堪能させてくれる。
この秋、絶対に聴き逃せないピアノ！2003/10/25（土）PM5:00開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

優美と気品……古典バレエの真髄「キーロフ」！

クラシック・バレエ界の頂点に燦然と光り輝く「キーロフ・バレエ」。200年を超える歴史のなかで、チャイコフスキーのバレエを数多く初演、ニジンスキーやパヴロワ、ヌレエフ、バリシニコフら伝説的な大スターを生み出したこの劇場はいわばバレエの歴史そのもの。
今回のプログラムはチャイコフスキー三大バレエのなかでも、ファンタジックなストーリーとバラエティに富んだ華やかな踊りで人気の高い「くるみ割り人形」。ポピュラーな作品だが、キーロフでこそ味わえる“本物”のバレエを存分に。2003/11/28（金）PM6:30開演
愛知県芸術劇場大ホール

現代指揮界のカリスマ、巨匠メータ率いる“世界一の弦”イスラエル・フィル５年ぶりの名古屋公演！

ストラヴィンスキー／バレエ音楽「ペトルーシュカ」 ムソルグスキー／組曲「展覧会の絵」
指揮：ズービン・メータ 数々の名オーケストラやフィレンツェ歌劇場、バイエルン国立歌劇場といった名門オペラハウスの音楽監督を歴任、クラシック音楽界に君臨する巨匠メータ。しかし、イスラエル・フィルハーモニーとの関係は、メータにとって特別なもの。
両者の結びつきはメータ22歳、1961年以来40年以上にも及び、世界で最も厚い信頼関係によって結ばれた最高のコンビネーション。
大編成のオーケストラをたっぷりと豊麗に響かせ、ダイナミックでスケールの大きい音楽を作り出すメータと、ウィーン、ベルリンを凌ぐとさえいわれる“世界一の弦”の濃密で重量感ある響きで知られるイスラエル・フィルの紡ぎだす音楽は、オーケストラ芸術の真骨頂。
大きな興奮と感動を保証する！2003/12/2（火）PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

ドラマティックな演出と叙情性、レニングラード・オペラの「カルメン」！

過去４回の来日公演ではいずれも高い評価を獲得し、その実力を充分に見せつけたレニングラード国立歌劇場。
ドラマティックな演出と、深みのある描写、優れた歌手とオーケストラの圧倒的な力量で定評のあるこの歌劇場が、今回上演するのは、数あるオペラ作品のなかでも最も人気が高く最も上演回数の多い作品のひとつ、「カルメン」。
情熱的で奔放なカルメン、彼女を愛して人生を変えてしまうホセ、闘牛士エスカミーリョへのカルメンの心変わり……運命に翻弄される人間ドラマを描くことにかけては抜群の手腕を見せる、芸術監督ガウダシンスキーの演出も重要なみどころのひとつ。
このシーズン、見逃せないグランド・オペラ！2003/12/13（土）PM6:00開演
愛知県芸術劇場大ホール