クラシックフェスティバルのあゆみ 過去から今までの名古屋クラシックフェスティバルのあゆみをまとめました
第13回公演:1995/9/16(土)~1996/1/13(土)

フィルハーモニア管弦楽団

指揮/チョン・ミュンフンメシアン:忘れられた捧げ物
ハイドン:交響曲 第44番 ホ短調 HobI-44「哀悼」
ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14a
パリ・オペラ座・バスティーユでセンセーショナルな話題を巻き起こしたあの、チョン・ミュンフンがいよいよ初来日!
オペラ座・バスティーユ辞任後の動向が注目される彼だが、今年創立50周年を迎えるフィルハーモニア管とは多くの演奏会、録音などで緊密な間柄。この組み合わせは95年秋の音楽界最大の話題となることは必至。
聴き逃せない公演!1995/9/16(土)PM6:00開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

アルフレッド・ブレンデル ピアノリサイタル

「聴衆のすべてが知っている”月光”ソナタが、ブレンデルの場合、すべてのフレーズに非常に強い感情を加えることによって、まったく異なる新しいものに聞こえる」(ザ・タイムズ紙)。
鋭敏な洞察力と豊かな想像力をもって楽譜に入念な考証を加え、作品にあらゆる角度から光を当てて音楽の本質を描き出す当代随一の知性派ヴィルトゥオーゾ、ブレンデルの深遠で繊細なピアノ芸術を。1995/9/24(日)PM5:00開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

モスクワ放送交響楽団

指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ
ヴァイオリン:ジェニファー・コウ
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
チャイコフスキー/交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
放送オーケストラとしての機能性、洗練された感覚そしてロシアならではのパワーを合わせもつ。
74年から音楽監督兼主席指揮者フェドセーエフとのコンビはもう日本でもお馴染みの存在、安定した実力を見せつけるか。
今回の公演では94年度チャイコフスキー・コンクール入賞者ジェニファー・コウ(ヴァイオリン部門第2位〔1位なし〕)をソリストに招いての特別プログラムとなる。1995/10/5(木)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団

ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」B.169,Op.92
ブラームス/ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 Op.15
スメタナ/交響詩「わが祖国」より 第2番「モルダウ」
ヤナーチェク/タラス=ブーリバ
指揮:レオシュ・スワロフスキー
ピアノ:スティーヴン・コヴァセヴィッチ
ヤナーチェクの故郷としても知られるチェコ第2の都市・ブルノを本拠とするオーケストラ。
ヤナーチェク自らが育み、いまなお伝統は受け継がれその解釈では他の追随を許さないレベル。
ピアノに、現在レコーディングや一流オーケストラとの共演など精力的に活動しているコヴァセヴィッチ。1995/10/9(月)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

バンベルク交響楽団

ワーグナー/ 歌劇「タンホイザー」から〔ドレスデン版〕:序曲、 「おごそかなこの広場よ」
歌劇「ローエングリン」第3幕から:前奏曲、 婚礼の場面、グラール聖杯の物語~終幕
ジークフリート牧歌 楽劇「ワルキューレ」第1幕から: 父が約束したひとふりの険~終幕
指揮:ホルスト・シュタイン
ソプラノ:ルアナ・デヴォール
テノール:ヴォルフガング・シュミット
深く重厚な響きと豊かなロマン──ドイツ音楽の神髄をこころゆくまで堪能させてくれるであろうシュタイン/バンベルク響。
低弦の充実とバランス、パワフルな金管・木管は必聴もの。1995/11/3(金・祝)PM5:00開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

ウラディーミル・アシュケナージ ピアノリサイタル

ピアニスト・アシュケナージ、待望のリサイタル!
このところ指揮者としての来日がつづいていたアシュケナージだが、冴え渡る集中力・惚れ惚れするようなテクニックは健在。
ますます磨きがかかった演奏は、まさに円熟の境地・・・・・・。1995/11/8(水)PM6:45開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

フランス国立マルセイユ
ローラン・プティバレエ団

「コッペリア」(全2幕)
原作/E.T.A.ホフマン
音楽/レオ・ドリーブ
主なソリスト:ローラン・プティ、ルシア・ラカッラ、シリル・ピエールほか
管弦楽:大阪センチュリー交響楽団
フランスの洒落たエスプリと洗練された感覚でバレエ界に常に新風を吹き込んできたローラン・プティ。
“振付けの魔術師”プティ作品の中でも傑作中の傑作との誉れ高い、「コッペリア」を上演。プティ自身による往年の名演技が観られるか。1995/11/28(火)PM6:30開演
愛知県芸術劇場大ホール

レニングラード国立歌劇場オペラ

チャイコフスキー/「スペードの女王」(全3幕)
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
芸術監督スタニスラフ・ガウダシンスキーのもと、1991年初来日。
ロシア声楽のもつ響きの美しさ、大胆な演出法で観客を魅了し、ロシア・オペラの伝統的な魅力を十二分に見せつけながら、この劇場の特色である実験的な方向性、登場人物のドラマ性・演劇性を重視した構成は高い評価を受けた。1996/1/13(土)PM6:00開演
愛知県芸術劇場大ホール