クラシックフェスティバルのあゆみ 過去から今までの名古屋クラシックフェスティバルのあゆみをまとめました
第7回公演:1989/9/10(日)~12/7(木)

世界デザイン博覧会記念特別コンサート
ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮・ズービン・メータ

ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 op.68「田園」
リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」op.35
アメリカ最古のオーケストラとして栄光の歴史を刻み、かのトスカニーニ、バーンスタインによって黄金時代を迎え、アメリカのオーケストラのメジャーファイブの頂点にたつ。
歴代で最も長期にわたり音楽監督を務めるズービン・メータとの絶妙のコンビでの来日公演は今回が最後のチャンスと思われる。1989/9/10(日)PM3:00開演
白鳥センチュリープラザ

バイロイト祝祭劇場合唱団<ワーグナーフェスティバル>

指揮/ジュゼッペ・シノポリ

指揮/ノルベルト・バラッチュ
ソリスト/クレメンス・ビーバー、マンフレート・シェンク、ジークフリート・フォーゲル、エッケハルト・ヴラシーハ
管弦楽/大阪フィルハーモニー交響楽団
ワーグナーの聖地バイロイトから門外不出の合唱団ついに来日!
R.ワーグナーが自分の作品を最も理想的に上演するために設立したこの合唱団は全欧のソリスト級のメンバーを選りすぐって編成され、勿論ワーグナー合唱団の演奏にかけては世界一。
ワーグナー・フェスティバル常連の歌手を加えた今秋最高に期待されるコンサート。1989/9/16(土)PM6:45開演
名古屋市民会館

レニングラード・フィルハーモニー交響楽団

指揮/マリス・ヤンソンス
ピアノ/ワレリー・クレショフ
ロシア帝政時代の宮廷オーケストラをルーツにもつこのオーケストラは、ソビエトにおいて最も長く輝かしい歴史を誇る。
革命後の初代指揮者クーゼヴィツキーをはじめとして、ソビエトの著名な指揮者はすべてこのオーケストラでタクトを振った。
洗練された音楽の微妙な解釈に優れたヤンソンスがどのような演奏を聴かせてくれるか非常に興味深い。1989/10/4(水)PM6:45開演
名古屋市民会館

フランクフルト放送交響楽団

指揮/エリアフ・インバル
マーラー:交響曲第6番イ短調
超人的な耳を持つ俊才、エリアフ・インバルとフランクフルト放送響の名コンビが最も得意とし、世界中で絶賛を博しているマーラーの第6番をお届けする。
マーラーの音楽の憧憬の彼方にまで、また魔性の深淵の底にまで達しようと意欲する若々しい熱気にあふれる彼らの演奏は他の追随を許さない。1989/11/14(火)PM6:45開演
名古屋市民会館

イ・ムジチ合奏団

ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」(和声と創意への試み)他1952年、埋もれた音楽の遺産に光をあてようと意気に燃えた12人の音楽家がイタリア中から集まり「イ・ムジチ」(「音楽家たち」という意味)というアンサンブルを結成。
バロック室内楽を現在のように広く日本でポピュラーなものにしたのは、この「イ・ムジチ」の功績である。1963年の初来日以来、ヴィヴァルディ「四季」の公演の人気は依然として衰えを見せない。1989/11/17(金)PM6:45開演
名古屋市民会館

フランス国立 マルセイユ・ローラン・プティ バレエ団

「くるみ割り人形」(全2幕)欧米のバレエ界で常に注目を浴び、その一つ一つが話題作といわれる今世紀最高の振付師、ローラン・プティ率いるバレエ団。
戦後のフランス・バレエ界に彗星のように登場し、短時日に世界的な名声を得た彼の存在は当時の荒廃したフランスに一条の光彩を放ったことは今でも伝説的に語り継がれている。
今回の、まごうかたなき青春期の愛の目覚めを描いた「くるみ割り人形」にも彼の独創的な演出を期待したい。1989/11/23(木)PM6:30開演
名古屋市民会館

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

指揮/クルト・マズアベートーヴェン
交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」
交響曲第5番ハ短調op.67「運命」
200年以上世界最古の歴史と伝統を誇る名門オーケストラ。表面的な輝かしい明るさよりも重厚で内面的に充実した演奏をする最もドイツ的な個性を持つ。
マズアとの名コンビが新しいベートーヴェン像を余すところなく伝えてくれるにちがいない。1989/11/29(水)PM6:45開演
名古屋市民会館

ボストン交響楽団

指揮/小澤征爾 シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D.485
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」op.40
世界中でひっぱりだこのパールマン、ポリーニといった演奏家、シノーポリ、マズア、ハイティンクといった超一流の指揮者等、ゲスト出演者の豪華さにかけては他に類をみない。
日本の音楽ファンのあいだで既に神話的存在となった小澤=ボストン響。小澤の音楽監督就任17年目を迎え、まさに円熟の境地を迎える現在、今回の来日公演でもその至芸を存分に堪能させてくれるに違いない。1989/12/7(木)PM6:45開演
名古屋市民会館